行動診療について
ご家族が犬や猫と一緒に暮らしていく中で困ったと感じる行動は問題行動と呼ばれています。問題行動と認識されているものの中には「飼い方の問題」や「甘やかし」などと言われて片付けられてしまっていたことが、実は身体的な病気が隠れていたり、過去の病気の経験によるものや、心の病気などが原因で生じる行動として、現れていることも少なくありません。
これらを獣医学的観点と動物行動学の専門的な知識をもとに診療を行い、ご家族にあった解決・治療法をご提案致します。些細なことでもお気軽にご相談ください。
問題行動の一例
留守番中の破壊行動や過剰な吠えで1人にすることが難しい/雷・花火などの大きな音に怯える/ご家族や同居動物に対して攻撃をする/排泄を失敗するようになった/必要以上に自身の身体をなめたり、尾を追い回す/臆病な性格で怖さが原因でパニックになったことがある/高齢に伴う行動の変化(夜鳴き、徘徊、認識機能の低下)
以上はほんの一例です。対象年齢はパピー期からシニア期までの全年齢で、問題行動の内容も多岐にわたりますので、お困りの内容をご相談いただければと思います。
診察の流れ
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01問診(1回目のご来院)
お困りごとを伺うとともに、身体検査を実施致します。 必要に応じて血液検査、レントゲン検査、超音波検査を行うこともございます(既に上記 検査を行われている場合は結果をお持ちください)。この時点で次回までにご記入いただく行動診療問診票のお渡しと次回ご予約を承ります。
※状況によって複数回のご来院が難しい場合はお電話にてご相談・ご予約ください
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02カウンセリング(2回目ご来院)
1回目の診察・検査結果とご提出いただいた行動診療問診票をもとに、行動診療担当獣医師より詳しいカウンセリングを行い今後の方針をご提案します。
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03フォローアップ(2回目診察から1〜2週間後)
ご提案した治療方針の経過を伺いながら、ご家族にとって無理のない方法であるか治療は適切かなどを相談しながら、今後の方針を再検討致します。来院もしくはお電話やメールなどでのやり取りからご希望に沿った方法をご選択いただきます。
行動診療担当獣医師
河内由紀
- 日本大学獣医学科卒業
- 日本獣医動物行動学研究会所属
- 同研究会獣医行動プラクティ.ショナー取得
- VSJCOLLEGE犬の行動学
basic/practicalコース - 猫の行動学basicコース修了
※ご予約はお電話からお願いいたします。