口腔外科は一般的な⻭科処置(⻭周病治療)を実施した後に行います。
口腔内の腫瘤に関しては、CT撮影や腫瘍専門医の診察が必要な場合があります。その際には二次施設での診察および治療をご提案しています。
猫の口内炎治療のための抜歯
歯周病、破折、吸収病巣、口内炎など様々な理由で抜歯を行う事があります。
歯を温存したいのですが、残念ながら歯が存在する事で病気が治らない事がございます。特に猫は口内炎ですべての歯を抜くことがあります(全顎抜歯)。歯が無くなってしまうことはかわいそうですが現在の医療レベルでは全顎抜歯にまさる治療法は存在しません。
猫の歯が溶けてしまう吸収病巣は、3歳以上の猫で25−75%の確率で発生しています。進行性の病気のため、治すことができず、抜歯の対象とされています。吸収の過程で、歯が折れることもあり、激痛です。この病気も抜歯をすることで痛みから解放します。
自然出血、口臭、よだれ、口の中が赤いなどは口内炎のサインですので、すぐにご相談ください。